思い出した/
いねむり猫
気持ちがゆるんでいた午後
街は 私から距離を置いて 忙しい
ひざがゆるんでいる ゆっくり歩く
軒先から覗いてる 猫と目が合う
頭のねじがゆるんでいる しらふなのに
気持ちがいいけど 少し心配
肩が落ちている 元気だけど
足元を横切るアリを よけた
耳鳴りのような 深いため息が聞こえる
青空に 葉をすべて落とした けやきが立っている
視界が広がる いろいろな音が聴こえる
自分の中の音楽を 思い出した
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