ラビッツフット/小川 葉
 
 
 
ふっとみえたのは
あしでした

あしいがいになにもない
わたしでした

うさぎにうまれ
うさぎとしていきていた
わたしでした

たしかなことはしりません
ことばより
さきにあるものが
わたしなのでした

もしかしたら
ながいみみも
あったかもしれません
 
 
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