当たり前のクリスマス/yumekyo
 
子様を探しつかれた 女神達よ
まだ誰も知らない あなたの魅力を探す 不器用な男がいる 忘れるな
時に 僕も頭を 下げて下げて下げる暮らしで
憤りを 酒に垂らして ぶちまける日もある
世を恨み 人を恨み 槍玉に論ってしまうたびに
胸にしまった 小さな小さなリースが 柔らかく僕を冷ましてくれる

当たり前にやってきた
当たり前のクリスマスを きちんと祝おう
精一杯 精一杯 愉しんでみようじゃないか
唾を吐いたもとに 確かにある 小さな命をしっかりと見つめて

当たり前にやってきた
当たり前のクリスマスが
雪の日だったらいいな
自慢のスープに 言葉をごった煮にしたのを浮かべて
欲しいという 皆様方に 振舞って差し上げましょう
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