髪に落ち葉、遠い春、陽のある君、微かにさらす肌、冬よ優しくと/tiki
春の道に、溶け残った雪で在りたいなんて僕はもう言わない
点滅の先のあなた
君のあとの誰か
雪降る夜に、逢いたいのは僕だけの僕と君だけの君に
わたしの中のあなた、逢いたいのは、夜に降る雪よどうぞ、優しくと
石の道、僕に会いにちょっとそこまで
石づくりの橋、あなた忘れ、あの人のもとへ
春の日に、陽のある空、朗らかな、優しく去った冬よと口笛を吹く
彼の手ある大丈夫、足音の数だけタンポポの咲く、迎えたのは私と大切な人
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