年月と身長の差くらい向き合わない/蒼木りん
 



2才の幼児が4日間も生きていた。

そして、

3才の姉を助けようと

レスキュー隊が危険を顧みず、

夜を徹してけんめいに捜索している。


『独りにさせないよ

 はやく見つけてあげるよ

 助けたいよ

 助かって



 お願い..       』


勝手に

レスキュー隊の人の気持ちになってみたりしている。



たぶん、

子育ては苦手だ。

年月と身長の差くらい向き合わないのだと思う。

しゃがんだり背伸びする努力も

もうしない。

私の目線から見たものしか詩のようなものに出来ない。


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