無縁塚の秋/こしごえ
墓標にしるす
あてのない封印を
よみあげる沈黙
大切なおもい出さえ時を
まきもどすことはかなわぬ
内骨格は
かげろうのゆらめきひかる鎮魂歌に刻 まれ
しだいしだいに。うちあけるしろく
冴えかえっていけ 虚空の闇を
あの眼球の子午線へ。そしゃくする
影はいつまでも手をふりつづける
流星しながら
音素からわたしの星雲に。あきらめるきぼうをする
、無意識の外骨格は、
硝子のまくの む こう がわ
遠い視線の尖頭の
熟れる花火
に(有り難う、とあいさつし))))))))))
。
過去にはもどれないから
遠い
、あのものの時は止まったまま、
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