遥かなYesterday/
うずら豆
そのとき僕は飛んでいたんだ
とおく に いけた
もはや翼は食いちぎられ
澱んだ泥水の中でもがいている
あのとき
とおく に いっていたなら
穏やかな森の木の枝で
昼寝でもしていただろう
成し遂げられなかった想いが
悲しみをより深くする
憧憬は夢でしかなく
希望は現実に打ちのめされる
そのとき僕は飛んでいたんだ
とおく に いきたい
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