慌てているのさ/
うめぜき
の流れに合わせて身体の向きを変えている
街を往く恋人達を盗み見ると
皆、笑顔だ
楽しい時間は今も創られていく
飾り付けられた都会も悪くない
まだクリスマス前にもかかわらず
ちょっとあわてているのか
あるいはあわてんぼう達ばかりが集まっているのか
見上げたビルディングには蒼いイルミネーションが
まるで誰かがそこを通るのを待っている
それはまるで夜空に掛かる道のようだった
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