地球に乗っかって/
朧月
神様神様神様
あたしの足の裏に
ずっと地面を
地球をくっつけておいてください
あたしの足で
どこへでもゆける可能性をください
あたしの足で
ふんばる力ください
背中に羽がはえないままでいいから
がっつんと地面にくいこむほど
足の裏押しつける
そのまま宙ぶらりんになっても平気
下を見ないで遠くみるわ
私の行き先は
遠い未来だから
今こんな場所でおちないわ
支えのないカラダなんて思わない
足の下にはでっかい地球
蹴って進むどこまでも遠くへ
戻る
編
削
Point
(2)