メアド/はだいろ
 
語らない
石のメアドを
知った

赤外線で
返ってきたとき
ぼくは
ぼくじしんのさみしさにつきあたり
冷蔵庫を閉じて
こたつにもぐりこむ

石の
メールアドレスは
six wordsの
俳句
文面はからっぽだったけれど
ぼくは
メッセージを読み取り
星々のまたたきに向けて
コカコーラの瓶のような
モールス信号をおくる

あなたに、
会いたい
・・・
って。





戻る   Point(4)