詩忘れ月の歌/小池房枝
 
連れて行ってもらえなくても走っていける
クークー、君がそうしたように

歌ってよシンガー今日の合言葉 午前零時の愚者の黄金


クリスマス風のうなりに血が叫ぶライダーベルト三位一体

ねこよねこ、パニックしよう年末の商店街に魂が降る


地球宛、小さな星(セイ)に贈る手紙エルグの星をいつか見つけて

星々に樹魔の降る夜ディラックの海ディエンヌの遠い歌声


よろでるり本当に美味か「自我系の暗黒めぐる銀河の魚」は

パトロール、冬の円盤、笑(えみ)という少女が一人で星夜を待ってた



ラグーンと浅海の色を託された薔薇を見た夜読み返す拓次

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