鱒/セガール、ご飯ですよ
僕ら幸せをかみしめていたのさ12月の静けさ
たぶん薬で頭がイカレちまったっていう体で
訳もなく泣いたり怒ったりして楽しんでたんだろう
赤い夕日が沈みかけてもいないのに僕ら
2人手を取り合って意味もなく泣きだしたのは
あれはたぶんきっとそうさそんな風に思って
銭金やワンカップ大関を恵んでくれやしないかって
個人商店のおかみさんに訴えかけていたんだ
サヨナラ20デイズ何もかもはもう通り過ぎていき
大根の葉を天日で干したものを僕は炒っているよ
君のいない空っぽの部屋に竜巻が起きたら
家具調度品が乱れて大変なことになるだろう
だから僕はもう二度とそんなことが起らないように
今
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