海にいこう/よ
なんだろうねえ
きっとねえ
たおれるねえ
わたしは
うたがっても
どこまでも群青は
消えなかった
ひにくって
躊躇もしないで
にんげんのその肌の
かんしょく
たおれるねえ
いつか
うみをみないで
いつか
終えるのは
さみしいことかもしれない
わたしは
うみにいこうよ
にんげんのその肌の
群青
どうして
わたしのお腹は
いつもあたたかいのか
なんにもない のに
めがねえ
あまったるいくせに
わたしをばさりと切るから
いつかねえ
ずぶぬれで
わたしは
たおれるんだ
うみにいこうよ
うみにいこう
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