つれづれ−不器用に泣き続けて−/e R i
 
車の中で泣きながら朝ご飯がわりのカロリーメイトを飲み干すと、
車掌さんが近寄ってきて、荷物の点検をさせて下さいというので、
泣きながらひとつひとつ荷物をだして、これでいいですか、しまってもいいですか、
と、言う前に失礼しましたと去っていったのでまたアタシは荷物をひとつひとつ詰めて、
改札が涙でよく見えなくて、うっかり定期券を逆に通してしまったけど、
びっくりした駅員さんがユリカを手渡しながら手を振るので、
そのまま病院の階段を上がって、
泣きながら仕事をしていたけど、どうしてもまわりが
「大丈夫?」とか、「どうしたの?」とかうるさいので、
大丈夫です、どうもしていません。という張
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