水鏡/
朧月
過去はなんのためにできるの?
私の歩いてきた時間は消えればいい
風景は残らなくていい
明日さえあればいい
悲しい気持ち風船にして
飛ばす空は想いでいっぱい
ぶつかるから落下してくる
雨になってふる
固結びしてあかないよに
だれにも見られないよに
飛ばす心はどこまでも
とおく とおく ゆけ
あなたの苦しみ感じられない
私 冷たいのですか?
あなたと同じ皮膚を通しても
同じ景色みえない
うつむいた場所に水鏡があり
空の想い映った
悲しみとけて映った
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