秋に・・・/まどろむ海月
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? 秋に
ながい ひとり旅
空気が澄んで 秋
海岸線を いつまでも歩いていたい
考えても 考えても
とりもどしようは ない
もう 哀しむのはやめなさい
たそがれて 遠くの岬
影絵のように 松林 灯台
ほお〜い ほお〜い
ほんとうに もう
もどってはこないのか
千切れ雲が速い
潮風に吹かれて
飛ぶ かもめ
忘れてしまいたい
何を
すべて なにもかも
いずれ みんな 切れ切れに消えていくさ
おまえはどこへ行くの
君こそどこへ
遠い遠い
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