もうひとりのあたし/
森の猫
ひがな一日
猫のように
ぼうっとして
まどろんでいる
あたし
たまぁに
さくさくと
動く
ふっと
感じる
脳のどこかで
きらっとひかる
何か
すると
もうひとりのあたしが
すこし
浮かんで
あたしをみている
ひとつひとつの
動作を
感情を
あっ
それ
刻め きざむんだ
脳に ココロに
そう つぶやかれているようだ
それはあたしの
カラダを一旦とおって
すこおし
時間をおいて
コトバとなる
そうして
詩に なる
あたしのコトバで
戻る
編
削
Point
(4)