光あれ/うずら豆
 
陽が射してきた
ジメジメした心の片隅に

気色悪いカマドウマを
光の矢で刺し殺せ

奴は生きる気持ちを
食い荒らすから

陽の光
君の言葉
手の温もり

暗く湿った心の片隅
埋もれていた種が
小さな芽を出した


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