愛しさを配りたい/森の猫
 
このあふれる
愛しさを配りたい

3人の子を産み
必死で守り育てた

その愛しさで

君に
あなたに

さみしさを知っている
みんなに



不思議と
あたしのまわりには

母に縁の薄いひとが
集まってくる

見た目は
ぼーっとしていて

情けないオンナ
年ばかり重ねた

あまりに
世間知らずで

ときどき
あぶない目に
遭遇

泣く
わめく
乱れる

でも
気がつくと
ふりかえると

愛をもったひとが
見守ってくれている

ありがとう
ありがとう

その想いを

君に
あなたに

たとえ
二次元でも
伝わるよ

愛しさは

おやすみ
おやすみなさい




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