後悔/
夜月 深燐
幾つか歳を重ねてふと気になり後ろを振り返った
自分の歩いてきた道は曲がりくねっている
何所で道に迷ったか解らないほど歪みきっていた
後悔というより絶望に近い気分
かつての自分にもし伝えれるならただ一言でも伝えたい
それは「こっちに来るな」でも「頑張れ」でもない
ただ、『全てを諦めるな』と
勉強・運動・遊び・恋愛
どれか一つでも諦めずに歩んでいればこの死んだ道には辿り着かない
そう、この全てが乾いてひび割れているような空ろで漆黒に染まった道へは
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