Sweet Death/
うずら豆
死とは
すぐ隣で眠る猫のようで
ついふらふらと撫でてしまいたくなる
その感触は
あまりにも甘美で
うっとりと引き込まれてしまう
死の猫は
眠ってるようで
常にこっちを気にしている
隙あらば引き込んでやろうと
様子を伺っているのだ
誘惑に乗ってみたい自分が居る
猫の甘噛みは
あまりにも魅力的だから
この世界は
あまりにも絶望で満ちているから
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