月をとってとせがんだあたしは/
森の猫
この想いグセ
なおらない
まるで
外科手術で切り取った
カラダの一部が
ないのに
まるであるかのような痛みを
見させているようだ
うずくのだ
しくしくと
ひとりでいると
しくしくと
そのたびに
現実を見つめよと
自分を叱咤する
月をとって
そう願った
報いなのだろうか
ありのまま
うけいれよう
もう
月をとってなんて
言わないから・・・
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