The Beatles/Why not me?/はだいろ
ビートルズの未発表音源の中でも、
1966年のいわゆる「フーダニット・セッション」の媚惑的な輝きに、
迫るものがあるとしても、
ジミヘンドリックスがエレクトリックベースで弾き語る「君が代」の他にはあるまい。
遠回しや誤変換のいらつきは別にして、
ポールがジョンの差し歯をいたずらに屋根に放り投げ、
まごついたジョージがついつぶやいた、
『ぼくのにしとけよ!』という優しさが、
カントリーセッションに明け暮れたバディ・ホリーズ・デイのリンゴに伝わったかどうかは、
リッケンバッカーの語源の震えと同じくらい疑わしい。
だけど、いつも肯定せよ、
YES IT IS
赤い服じゃな
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