ぼくが詩をかけなくなった日/森本隼
ぼくが詩を書けなくなった日は
毎日ヤクザに追われているだろう
ぼくが詩を書けなくなった日は
毎日毎日イズミヤの試食コーナーに通っているだろう
ぼくが詩を書けなくなった日は
風俗嬢と付き合う日になるだろう
ぼくが詩を書けなくなった日は
小説家に転向してるか?
ぼくが詩をかけなくなった日でも
ぼくは死なないだろう
ぼくが詩を書けなくなったとしても
ぼくは忘れられないだろう
ぼくが詩を書けなくなった日は
君と結婚しようと思っている
GAGA No.47
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