参列/
朧月
墓へ続く小道を
厳かな気持ちで進めば
先にいったひとたちの
足跡が静まる
あいだあいだに咲いてる
花は美しすぎて
手折ることはできない
みなの胸に刻まれる
永遠を夢みる
大木のように
ささいな言葉で涙もする
ちいさきイキモノ
選べない命を支えあいながら
もういがみ合うことだけはしないでいよう
私にできることがわずかでも
そっとあなたの肩に触れる
一緒にゆこうと
先に握ってくれたあなたの手は温かい
戻る
編
削
Point
(3)