シンプルな瞬間/
kauzak
ディスクユニオンを出る
暗い夜空に街灯が光る
ニュートラルな気分
家に帰ろうと歩を進める
風が頬を撫でる
その事実をただ受け止める
無機質な心地よさ
生きている/それだけしかない瞬間
同じリズムを保って歩く
この奇妙な平安が壊れないように
曇りがちな夜空で
月はぼんやり煙っている
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