十月の童話/salco
#10085;❤」
カルロスは腫れた足を見て了解しました。
そこに待つよう手で制すと立ち去りました。
ここにいるのはまずいのではないかとネカは懊悩しましたが
体が大きくとも自分達とさほど顔の違わない人間が
何か企んでいるようには見えなかったので
もし危害を加える素振りを見せたら逃げようと
右足の痛みを斟酌しながら
逃走経路のセルフ・イメージをして置きました。
やがて人間は戻って来ました。
手に奇妙な小物体を持っているので、咄嗟にネカは身構えます。
「●&$□¥✚」
「……✿☆?」
カルロスが持っているのはソルシオーノ・ハポ
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