Lantern/
うずら豆
闇を照らすランタンは
いったい誰が持っているのか
取り残された僕は
もう一歩も動けない
迷うことすら出来ないんだ
カボチャオバケのランタンでいいから
明かりをくれよ
道を照らしてよ
ここで朽ちるのも悪くないが
まだ『希望』という言葉に
希望を持っているのでね
道は自分で見つけるものなら
僕の体に火をつけて
自らランタンとなる手もあるさ
たとえそのまま灰になっても
恐いのは『死』ではなく
『絶望』なんだ
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