草の駅/
天野茂典
彗星のように
大気圏に突入して燃焼する
吃語
ちいさなピンを拾えなかった
(オレンジいろのピエロよ
前100年頃までの
薄暮
あの三日月にかけて
リベンジしてやる
きっと
俊敏な鞭となって
(青空に開いた穴
(草の駅
から飛び立って
ちいさなピンを
爆破してやる
それまでの命
われわれ人類も
*岡林信康『山谷ブルース』
2004・10・21
戻る
編
削
Point
(0)