正午/リンネ
さまの人と踊るのは初めてだ。お互い上下があべこべで、思うようにいかない。強引に相手を引っ張りまわす。すると顔が擦れ合い、とたん、いきおいよく炎が爆ぜた。まるでマッチだ、燃えながら、左右に揺れあう、そしてさかさまの愛撫。
いきなり、私は落下した。いや、そうではなくて、相手が浮き上がっていく、気づけば天井が消えている、みるみるうちに遠のきながら、その人が何かを叫ぶ、それはほとんど聞こえない、オモイダシテ、と言ったような気がした、だが、私にはどうしようもなかった。
はっと目を開くと、視界に光が溢れる。突き刺さるような目まいがし、視神経が耐え切れずスパークした、次の瞬間、私は、一枚の証明写真の
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