神様、二番地で消えて/ピッピ
いからさあ
オッサンはここで何やってんの?
こうやって受け答えをしながら
俺はオッサンに不信感と
言葉にできないよくわからない感情を半々くらいに抱いていた
少年、
今お前は何が欲しい?
質問に答えろよ、俺は更に不信感を深めた。
そうだなあ…やっぱり金かなあ、父さんもリストラ寸前だって言うし
オッサンもこんな時間に徘徊してるってことはもうやられたか?
オッサン職業は何だったんだ?
少年、
俺が
おい!さっきから聞いてんだろうが!答えろよ!
と言おうとした
その前に
すまんな…
と言って涙を湛え始めた
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