虚の場所、詩という核/るか
虚の場所
こくりこと 霊。
(青空、)
墜落が 必然であった か
錐揉み乍ら 再考している…
(集落、の)
仮構された 中心の 近傍に穿たれた、虚の場所の 規模をはかる 仕草から、開始しなくては ならない筈で あったろう
人称の彼岸で
いかなる抒情をも 批判してやまない きみの 最期がしるした 苛烈な 打鍵。
空も海も 深い青さにおいて 共鳴していた
絶え て は ならない
青空の下 近傍の虚は 偏差において 赫々と その支配域を 拡大し、
一羽は墜落し、
一羽は遠く 空転を
最加速
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