奴隷制擁護の歌/R.F.
誰がお前に主を与えたのか
−神がです
誰がお前に主に従えと言ったのか
−神がです
自由なる労働者は 安定した雇用が保障されず
年老いたときに 生計を立てる手段を持ち合わせていない
健全なる奴隷制度とは 緊密なる労働連帯である
有機的相互扶助である ユートピアである
主は彼らを扶養し保護し文明化する
貧困 老齢 衰弱 病気 奴隷であれば案ずることはない
悪人は刑務所に 狂人は精神病棟に
彼らは主の元に 統治されねばならない
彼らは蛮土から来た 偶像崇拝と食人
あらゆる悪徳と犯罪 奴隷制度が彼らを解放したのだ
人は生まれながらに平等ではない 虚弱なものには保護が必要である
彼らに主を要求する権利があるのは 自然の采配である
奴隷制度とは愛である 家族への愛情が彼らに保護を与える
親と主の権威に如何ほどの差があろうか
彼らが自我に目覚めるまで 彼らには主が必要なのである
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