仔猫の気持ち/藤鈴呼
っても
さきばかりを きぼうばかりを ゆめみた
めめしいこころは みえなくなって
しつれんなんて ゑのなかのもちのきぶんで
ひもはあかいろ もうとぎれない
せかいのしあわせは
すべてわたしのものなんだからん
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同じ土俵に立つことは
時に 争いを 強要するから
教養の有るなら アナタらしく
ひっそりと 佇んで まどろんでいなさい
窓際の 仔猫が 呟く
されど わたくしは 人間なので
仔猫の気持ちが 解らない
白いカーテンと 見紛うばかりの
真っ白な 絹色の あなたと
同化して しまうのです
白と言う色の共用
時には 月を
時には 波を 演じる
ホワイトアウト しちゃいなよ
悪魔の囁きに 耳を貸す瞬間
私は 思い出す
この 暗闇の奥の 言葉を
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