題名/唯浮
 
題名は最期につけましょう

果たしてそれすら叶うか解らないけど

言葉として形を得れるか解らないけど

残したい

概念としての存在ではなく

きちんと具現化をして

たとえ

他人の言葉が彩って

一人歩きをしたとしても

ほんとうを私が知っていればいい

そして

恐れられたり

愛されてみたり

忘れられたり

思い出されたり

無題でもそれが題名であるように

そっと

私だけが

最期につけましょう

原点へと戻るために

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