長月/
朧月
雨が じらしじらし
とうとう降らずに
夜は湿気が足りないようです
星が身震いした回数を
月が数えだすと
黒の風景が深まる
秋の葉の上にそっと
乗せたっていう
メッセージは朝に届いていた
今 探しにゆくことも
できるのだけれど
昨日からの罪を私は
背負ってる
天国と地獄にのせて
足踏みしている
それを横目でみながら
私の今日はなんとなく過ぎた
空砲はなにを
撃ち落したのでしょう
ゴールを目指して走る
同じ型になるために
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