後ろめたい気持ちを隠しながら/kauzak
我が街の風景をスナップショットして歩く
日差しが夏仕様に変わり容赦なく照りつけ
避けるように自宅にこもる冷房を効かせて
イチゴシロップのかき氷を食べ腹をこわす
そんな情けない夏の始まりはリセットして
冷やし茶漬けで誤魔化しながら食べている
CMに踊らされながらも恥じることもなく
ただそれが欲しいからと開き直ってしまう
夏の国道を海へととばして行くような巡行
あてもなき放浪のように夜道を歩いて行く
見上げた空には満天の星が瞬き眩暈がする
夜の非常階段で君に囁き掛ける言葉は軽く
五月雨式に流れだした言葉はあてなく漂う
何を求めていたのかすら曖昧になったから
肩の力を抜いて自然体で貴方と向き合える
それだけのことなのにこんなにも嬉しくて
※連なるだけの言葉シリーズ
戻る 編 削 Point(6)