平成二十二年九月十日の短歌/
TAT
黒炎の
屍のうえ
四日月の
射す丑三つ
凶羅一匹
うつくしく
若い女が
身を投げた
炉で焼いた槍
うつくしき
槍
九つの
尾をすべて今
断ち切って
白面は逝く
美しく
イク
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