底辺の陽/
朧月
勝手に大きくなったように
自分を自由に扱う
好んでここにいるんじゃないと
すねた瞳で横むく
夜に救われたがる
星にこたえを求めて
みんな同じ
だとか大丈夫だとか
そんなセリフに酔ってる
みんな
っていう名のないものたち
必死でもがいてる
大きさもまちまちな床の上
悲しむ人の目の前で
すれすれ走行
それにどんな意味もこめずに
音の無い世界に座れば
明日はみえない気がする
だけど
陽はまた私を照らす
歩くつもりです
戻る
編
削
Point
(1)