底辺の陽/朧月
 
勝手に大きくなったように
自分を自由に扱う
好んでここにいるんじゃないと
すねた瞳で横むく

夜に救われたがる
星にこたえを求めて

みんな同じ
だとか大丈夫だとか
そんなセリフに酔ってる
みんな
っていう名のないものたち

必死でもがいてる
大きさもまちまちな床の上
悲しむ人の目の前で
すれすれ走行
それにどんな意味もこめずに

音の無い世界に座れば
明日はみえない気がする
だけど
陽はまた私を照らす

歩くつもりです


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