四度の至福/一 二
 
私があの娘と会ったとき
期待と歓びが全身を駆け巡る
神の前に在るかのような歓喜と畏怖

あの娘がこちらへと歩いてくるのを見て
微笑んでもらえると知ったとき
世界に我が敵はなかった

あの娘が私に微笑みかけたとき
胸は熱っぽく沸き立ち
思わずその肩を抱く

あの娘の肩に触れたとき
身は天上の神酒に酔い
魂は翼を広げ遥か高く舞い上がる
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