期待に揺れて/ゆず
愚痴を聞いてくれる「誰か」
グロッケンを演奏する「誰か」
一緒に登校する「誰か」
会ったら手を振り合う「誰か」
優しくしてくれる「誰か」
思いきり罵れる「誰か」
愛している「誰か」
その「誰か」は私じゃなくたっていいんだろ
いくらでも代用が利くんだろ
「そんな訳ない」だなんて言わないで
泣きたくなるから
心が勝手に 泣き出すから
どうして世界はこんなにも
私に優しいのか
紛い物だらけの この世界は
信じられないから
信じてもらえない
いつもいつも 絶妙なタイミングでやってくる
愛情と憎悪に
手を伸ばすことなんてできない
振り払うことなんて尚更
ちくしょう、
私はまだ頑張れる。
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