小さな花/朧月
 
咲いてる花に
命感じて
触れない手でだきしめる

薄い色の
その命に
なにかを託して歩き出す

認めてほしい
心のありか
だれかがいれば救われるの?

想いを重ねない
川の流れみたいに
ひとりで

かなわない
夢はどこへゆくの
私の指は
なにを描くの

存在してもいいですかと
そっとつぶやく
こたえもないのに


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