航海/しょうた
闇夜で全てが閉ざされて
影が襲い掛かってくる
大空を見上げても希望なんて見えてやこない
過去が輝いて見えるのは 今を切り開けていないから?
未来が塞がれているのは 今を見据えていないから
辺り一面大海原
拠り所も無くなった
地平線を見据えても新しい島に出会えない
灯台に漂うのは一人じゃ進んで行けないから?
灯台が照らしているのはあなたの行き先
船はいつか錆びて朽ちていくのだろう
舵がきかないで漂っていたら イルカの群れに出会ったよ
風が凪いで佇んでいたら 橙の夕陽が笑ってた
あなたを求めるのは僕にもわからないから?
僕が孤独なのは誰にもわからないから
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