夏色疾走/うずら豆
 
夏空を仰いでラムネを飲もう
泡とともに気分も弾ける
南風が運ぶ夏の匂い
むせかえるような命の匂い

走りだそう
この夏こそ


あの憂いの夏の分まで


禍々しくて凶暴な
熱い太陽に焼かれながら
ほら
汗をぬぐうたび
僕らの疾走は






無限ループを抜け出して
もうサニービートは
とまらない


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