dragon phantom/TAT
 







そんな訳で南(多分)に骨の鼻を向け飛んでゆく竜を










これでもう数千頭は見送った








私達の内には









竜は今ので四頭目だと言う者もいるし







悠に七万頭は超えたという者もいる









けれどもそんな微小な数値のずれは






やがて莫大な数字の誤差の中に呑み込まれてゆくだろう









スケルトンブルーの全身に







プラチナ色の骨を巡らせて

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