世界の果てから響く詩/itukamitaniji
世界の果てから響く詩
もしも君が今でも
選んだ旅路を誇れるのならば
精一杯の声で
希望に満ちた歌を僕は歌うよ
もしも今の君が
選んだ旅路に後悔をしているのならば
それでも大丈夫なように
祈りに満ちた歌を僕は歌うよ
ほとんど迷子
終わりなき旅路をさまよって
疲れ果てて
どうにも歩けなくなった時は
君が歌った歌を おまじないのように唱える
その時僕は 少しだけ僕を思い出すんだ
そんな唯一のごまかしで 今日を生き延びて
ほんの少しだけ 自分で歩いて旅をする
もしも君が今でも
笑顔を絶やさずにいるのなら
それを一目見届けた後
僕は流れ星に
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