マジで超ラッキーだわ/セガール、ご飯ですよ
 
コンビニエンスストアで働く大学生は
夜な夜な床にポリッシャーをかけながら
有線放送の音楽に耳を傾けている
ちっぽけな自分の有様 理不尽な世界の情勢
半年も前の性交渉とか 自己流の写真のこと
あるいは廃棄予定の弁当を食べること
廃棄予定の弁当しか食べられないこと
バイトが明けたらあの団地の屋上に行って
ありもしない三角関係について悩んだり
煙草を吸いながら朝焼けを眺めたり
コーヒーの空き缶を投げて音を聞いたり
そんなことがしたいと考えていたせいで
ポリッシャーの操作がお留守になって
発泡酒を買いにきたやくざの客に激突
その場でマカロフの反撃にあい
わずか22年の人生に幕
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