痛覚、2100/
 
ミギ側の偏頭痛は

大切な何かを
特種である何かを
忘れえぬ何かを
自然たるべき、何かを

得られる信号で在ると、信じて居る

だのに、俺には、未だ
ヒダリにしか、響か無い

何時しか、モールスは遠くなり

消えていく
消えていく
そして消えて逝く

嗚呼、畜生

クスリを喰らう間すら忘れた
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