声/天野茂典
 
 

 玄関をあけると
 まぶしい青空
 8日目の扉があいた
 ホトトギス
     の
 (花
 目に飛びこんできた
     (((詩はもう飽きたね 
 (書かないでいられたら
 インディアンサマー
 吸い込まれてゆけばいい
 この空のてっぺんまで
 くもの糸のように
        吸いこまれ
        編んでゆければいい
        そらいちめんの巣が
        ことばの糸になればいい

        インディゴの
             糸
             は
             光る

       
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