勿忘草/うずら豆
 
君に『サヨナラ』を告げられた日から
君への想いはもっと強くなった

想えば想うほど
君は遠くなる

他の男に抱かれる度に
僕のことを忘れてゆくのだろう

小舟のようにゆらゆら揺れる
頼りない心が泣いている

春風が吹いたらでいい
そのときは思い出してほしい

あの日のキスは
嘘じゃないから

君が僕を忘れないように
祈りを込めて
そっと勿忘草を飾ろう

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