勿忘草/
うずら豆
君に『サヨナラ』を告げられた日から
君への想いはもっと強くなった
想えば想うほど
君は遠くなる
他の男に抱かれる度に
僕のことを忘れてゆくのだろう
小舟のようにゆらゆら揺れる
頼りない心が泣いている
春風が吹いたらでいい
そのときは思い出してほしい
あの日のキスは
嘘じゃないから
君が僕を忘れないように
祈りを込めて
そっと勿忘草を飾ろう
戻る
編
削
Point
(1)